恒例のDVD感想です。
今から書くのとは別に「ケイゾク」やら「2010年」やら「離婚弁護士」やらも借りてたんですが、まぁ割愛。
一言で言えばケイゾクはミスった。内容云々ではなく、前に見たことあった。 _| ̄|○
2010年は「2001年宇宙の旅」の続き。こっちはそこそこ見られたかな。少なくとも寝やしなかったし。
離婚弁護士はドラマ。ビギナーというフジテレビのドラマにでていた女優さんミムラ目当て、だったんだけど、これがなかなかお勧めでした。
というわけで本題。
「けものがれ、俺らの猿と」
……えーと、
ぶっちゃけ
えー、ぶっちゃけますと
駄作です。
ミュージックビデオ・クリップ作ってた人に監督させたらいかんよ(笑)
で、特筆するところは、鳥肌実 映画初出演作品。
あと出てくるキャラクターが皆、おかしい。
どうせストーリーは破綻しているので、ネタバレしときましょうか。
売れない脚本家・佐志(さし)は、仕事もなく、営業も身を結ばず、借家を追い出される寸前というところまで追い詰められていた。そんな佐志のもとに、邦画界の至宝、50年の大ベテランを自称する、胡散臭い社会派プロデューサー・楮山(かじやま)という映画プロデューサーが訪れ、脚本を依頼する。要領を得ない企画ながら、内容は5億円の予算をかけた環境問題を扱う社会派ラブロマンスアクション作品とか。締め切りを2週間後に控え、佐志は早速、ゴミ処分場へ取材に向かう。
もちろんそこはゴミ処理問題で殺気だった市民の住む町であり、本屋で「ゴミ処理場の場所」をたずね、タクシーに乗り込んだ直後、警備員に取り押さえられ、暴行を受け、草むらに捨てられてしまう。ゴミ処理場で目を覚ました彼は、助けてくれた青年に多額の誠意(金)を要求されるも、なんとか次の取材先へ。そこで殺人鬼に遭遇し、刀で切りつけられる。
で、帰宅。彼はこの仕事について一言文句を言おうと楮山に電話するが、次は楮山と共に出かけることに。暴走する楮山の車に乗り、途中、素麺女や楽士の集団に囲まれつつ、彼らは先を急ぐ。
昼時、楮山は、近くに奈良の大仏の3倍もあるという大仏がある場所へと連れて行ってくれる。が、楮山はそこで発作を起こして倒れてしまう。
佐志は楮山を病院に運ぶべく電話を探して山道を彷徨うが、雨に降られ、道に迷い、そこに偶然通りかかった、アンジーという小猿と暮らす男・田島(鳥肌実)の家に泊まることになった。
しかし彼はヤバい人だった。
「そうだ、バーベキューやろう。肉もあるし、炭もある」
「その後は……そうだ、俳句やろう、俳句。佐志は俳句やる? やんないんだったら、俺が教えるよ」
「寝るの? 俺と俳句やるっていったじゃん。約束したじゃん。佐志はつまり、俺と過ごす時間は無駄……俺なんか何の価値もないと断じたんだ」
「寝ればいいよ。でもなひとつだけ言っておく。佐志は俺との俳句より寝ることの方が重要だって言ったんだ。だから寝ろよ。だけど2階で寝ることは許さない。ここで寝ろよ。俺はここで、寝ないで、命がけで俳句を考えるから、佐志も命がけで寝ろよ。絶対だよ」
あのー、なぜ俳句なのに、バットを持っている?
「命がけで俳句を考えている。人の頭をバットで殴ったら、どんな感触がするか、イメージしてる」
やっぱり俳句やります。
えーとそれで……あのー、もしかして俳句は……?
「俳句? 俺、初めてだよ。でも本があるから。そっか、わかったぞ。俳句ってのはさ5・7・5の3つを作ればいいんだよ。よし、まず最初の5だ……『婆の駒(ばぁのこま)』……」
気がつくと、田島の家は火事になっていた。
田島の車に乗り、アンジーと共になんとか脱出を果たす佐志。
だが這々の体で家に戻ってみると、家は既に取り壊され、家財道具も一切処分されていた。
そんな彼に、生きていた楮山から連絡が入る。ところが、待てど暮らせど指定された喫茶店に楮山は現れず、しかも注文のコーヒーも来ない。その上、彼はアンジーの大暴れのせいで倒れてしまった喫茶店のおばさんの代わりを務めることに。
店には団体客、カップル、外国人の客が訪れ、「コーヒー」「ミックスジュース」「インディアンカレー」を注文。店の金を持って逃げることも考えるが、調理を続ける。
「ここを切り抜ければなんとかなる!」
しかし、そう思いたったところで、帰るとばかり思っていた団体客が「やきそば4つ」を追加注文。「やってやろうじゃないか、やきそば!!」
彼はついにキレ、哄笑と共にキャベツを切り、蕎麦を炒め、ソースを撒き散らす!
「……シヴァ……カーリー……サラスバティ……。……どいつもこいつも なめやがって……」
終わり。
うぉーい、映画の話は どうなったんじゃー!!(笑)
なお、これと同時に借りたDVDは「スペースポリス」