次のDVDが届きましたですよ。
「仮面ライダー龍騎 13ライダーズ」と「あずみ」です。
えーと、まず「あずみ」ですが……
あー………
上戸彩のコスプレが見れる映画、と
まず、割り切って見れ!!(笑)
オープニングから浅野長政暗殺あたりまでは面白かったんだがなぁ。
チャンバラが退屈ってどうよ(笑) 画面がこちゃごちゃしすぎて、よく見えないし、血だけが目に映りすぎる。暴れん坊将軍のチャンバラの方がいいんじゃないの、って思わせるのは…。刀に血がつくことに意味もたせているようにも思えないし(アップになると血が消えてる?)
ま、特典映像に「斬り合い」のシーンばかり集めたチャプターがあったり、「すべて斬る」という選択があったりと、アクションに力を入れているのは分かるんだけど、なんつーか、 見返す気にもなれんのはなぁ(ほめたいの。ここで書く以上、ほめたいのよ。でもね…苦笑)。
あー、強いて言うなら、敵方? 竹中直人の加藤清正は存在感あったねー、やっぱり。
うん、敵はよかった(笑)
3兄弟も美女丸も飛猿もビジュアルも性格もありだったし、伊武雅刀の長政も面白かった。
………でも主人公側が……なぁ(笑)
特にあずみは原作で「なるべく苦しまないように一刀で殺すことにしている」というセリフを言っているのでそれは入れて欲しかった。「苦しんで死ぬのを見たい」という美女丸との対比にも使えたと思うんだけどなぁ。
んで次に仮面ライダー。
テレビスペシャルでやってた視聴者の投票でエンディングが変わる、というやつ。
そのもうひとつのエンディングを見るために借りて見ました。
で、感想。
なるほど。どっちもバッドエンディングだけど、あれはテレビで選ばれた方やって正解。もうひとつの方が放映されていたら不完全燃焼だったに違いない、と思った。
もし作り手側が意図的にそちらを選ばせたのなら、これは成功といえるかもしれない。
つまり「視聴者に選択させる。しかしその選択は、最初から想定した方をちゃんと選ばせている」ということ。
たしかあの時の選択は「最後まで戦う」と「戦いを止める」の二種類だったはず。それをエンディングの状況を軽く見せただけで番組の途中で選ばせる。
これが「仮面ライダーナイトの代わりに最後のひとりになるまで戦い続ける」と「ミラーワールドを壊し、戦いに終止符を打つ」だったら、結果はわからなかったと思う。
「最後まで戦う」と「ミラーワールドを壊し、戦いに終止符を打つ」だったら、結果は逆転していただろうしね(どっち選ぶ? 見たい方を選ぶでしょ?)。
つまり自分の意思で選んだつもりでも、視聴者は実は意図された方を選ばされていたという、つまり「擬似的な選択」をさせられていたというわけ。
分かりやすい例でいえば、「戦いに勝つ」と「戦いに負ける」という選択肢があって、目的が敵に勝利することなら、その人が天の邪鬼でなければ普通は「勝つ」方を選ぶ、ということ。ほとんど無意味な選択枝なのに、選択者は自分の意思で選んだ気分になれるというわけ。
これ、ゲーム作る人とか、ゲームマスターやる人は覚えておいた方がいい。この選択肢を巧妙に行うことで、想定していたシナリオ通りに展開を進められ、かつプレイヤーをなぁなぁの気分(どうせ、シナリオ的にこっちにいかなきゃだめなんでしょ〜という気分)にさせない効果があるから(ゲームマスターのテクニックとして知られている「押し」と「引き」も、これにあたるかな)。
重要なのはプレイヤーが自分の意思でそちらを選んだ、という事実だからね。
あ、話がそれた(笑)
さーて、次は何を見るかねー。