終電逃した


なんだかんだと終電を逃してしまったので、タクシーで帰るよりは安上がりな健康ランドに泊まることにしました。


そのまま風呂に入って寝りゃ良かったんですが、リラックスルームで映画のDVDが見られるということで、ついつい眠い目をこすりながら「書道ガール」と「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」を連続で見てしまい……超ねむいです。


見終わったら、朝の9時過ぎてたでござる。寝るために入ったのに、結局徹夜になっちゃったよ!
……まあ、映画面白かったから良かったけどね。



特に書道ガールは話題になっていただけあって、なかなか良い映画でした。
満たされない若者がいて、友人たちのトラブルや事件、ままならない状況に巻き込まれて失敗するも、友情によって奮起して、若者が仲間と共に自分を確立していく。
まさに青春映画を作る時の教科書のようなプロットと人物構成。
ギミックを書道以外に置き換えても話ができそうで面白かった。


対して「インシテミル」はキューブやダンガンロンパのようなクローズドサークルミステリー。

シチュエーションはキライじゃないんだけど……ミステリーではなく極限状態に追い込まれた人間たちの行動を楽しむものとしてみればよかったのかな。
原作は読んでないんだけど、なんとなく観てる途中で「原作から舞台設定だけもらって、内容はかなり変えてあるんじゃないか」と勘ぐってしまった。(原作ファンの人の感想を見る限り、やっぱりそうらしいです)。
主人公の藤原竜也も、まんまバトルロワイヤルの時の主人公かカイジかって感じで際立った演技もなかったし、キャラ付けが弱かったのか、誰が死んだ時の話をしてるんでしたっけ? となる状況が発生してしまったのは、ちょっと残念。
なにより最初の殺人の真相がわかりやすすぎたしね。

そう考えると、ダンガンロンパモノクマはうまかったのかなー。
機械なのに融通が効きそうな感じで。


いやぁ、万人を納得させるミステリーって、やっぱり難しいね。じゃあ、どうすればよかったんだというふうに考えると、やっぱり痛感する。