今日の読了は「Missing〜神隠しの物語(著:甲田学人)」と「赤城山卓球場に歌声は響く(著:野村美月)」。借りっぱなしの古いラノベをひたすら読んでます。
単なる偶然なんだけど、どちらも民俗学に関係した群像劇。
しっかし、同じようなカテゴリでも、こうまで違う物語になるのかというくらい違うもんだね。
片や「彼女ができたと言って見知らぬ少女を紹介して回った後、神隠しにあって消えてしまった友人を助けるために、その友人たちが怪異の専門家たちを頼り、怪異の正体に迫る話」であり、
片や「突然大学を休んだ合唱サークルの仲間の実家を尋ねたら、その友人が卓球魔人と戦う宿命を与えられた巫女であり、ラケット片手に8戦士として一緒に戦うことになってしまったものの、最終的には合唱歌で卓球魔人を倒す」という話であり――。
え? 何? 卓球魔人?
まあ、物語の面白さや世界観など、完成度としては圧倒的にMissingのが良いかもしれんね。
キャラ同士の仲の良さという点においては、卓球シリーズの方かとは思うけど。
話とか気にせずに、女の子たちがきゃいきゃいしているのを楽しめばいいよって人向きかなー。
とはいえ、面白い面白くないを置いておくと、最期まで読ませる力は卓球のがすごいんだけど。
ベテランなら躊躇するだろう、やりたい放題な若さは感じたね。
むしろこれが「文学少女シリーズ」の作者のデビュー作だということがびっくりだよ。
確かにキャラ付けに片鱗は感じるけどさ。