リテイクが


うひぃ。このタイミングでエロゲのシナリオのリテイクが戻ってきた。


なんどか経験して、そうものだとわかってはいたけど、やっぱり業界が違うと常識は変わるねぇ。


クライアントからプロットとキャラ設定が出る
→それに沿って初稿を書く(毎月ちょっとずつ提出する)
→先月末初稿完成
→クライアントからキャラ設定とプロットを変更したので最初から書きなおしてという指示が来る   ←今ここ



じゃあ、最初のプロットと設定はなんだったのさ?


このあたりの感覚が、出版社とかではありえないリテイクだからなぁ。
プロットとキャラ設定無視して書いたのならともかく。

エロゲも4本目だし、こういうことがあったのも4回目だから、今さら驚かないけどさ。
ここまで繰り返されると、これがもう業界の常識なんだろうな。
こういうのを指して、「ゲーム制作はトライ&エラー」という言葉もあるくらいだし。


普通は断片を見て、トライする前にエラーが予測できたなら、トライする前に修正するものだと思うんだけど……結局、完成するまでどういうものになるか想像できないってことなんだろうと。
完成原稿を見なくてもプロットがあれば、どういうものができあがるかを想像できる能力ってのは、文章のプロの特殊スキルだったんだなと、つくづく思う。
本来プロットの時点でやるリテイクだよ、これ。
まったくもう。まったくもうだよ、まったくもう。