クトゥルフ


TRPG仲間たちの中でクトゥルフがはやり始めており、
この忙しいさなか、クトゥルフTRPGで遊ぶことになりました。


時代は2014年。
キャラクターは御角森賢太郎(みかどもり・けんたろう)。
柳田国男にあこがれて怪談や妖怪を扱うフィールドワークの多い伝奇小説家。
それらしく歴史、オカルト、図書館、目星、自動車の運転、心理学、説得、人類学に多くの技能を振ったので、戦闘能力は皆無。


そんな彼の最初の事件がこれ。
高校時代の同級生(女)であり、自分で目玉をくりぬいて入院した狂気の芸術家に頼まれて、廃屋になった実家に忘れ物を探しに行くことになった御角森。
しかしその同級生は中国系の小男にストーキングされているらしく、盗まれたりしないよう急いでほしいと、また私の命は今晩で尽きるかもしれない、みたいなことも言っていた。


そんなわけで、さっそくヤクザになった元同級生や彼女の作品に惚れ込んでいたジャーナリストをフィールドワーク用のワゴンに乗せ、廃屋に到着。現地で芸術家の幼なじみである刑事のお兄さんとも合流し、すぐに捜索を開始。
しかしアトリエから続く地下室で謎の箱を見つけたはいいものの、
例のストーカーが現れ、ちょうど箱を持っていた私は
そいつに謎の電気銃で撃たれて死にました。


……死んだ!?


しかし電気銃はそのラウンド内に応急手当をすれば助かるものらしく、二人がかりで蘇生を試みてくれた結果、復活。伝奇作家、まさかの臨死体験である。


仲間の刑事が銃で、ヤクザが拳で、ジャーナリストがマーシャルアーツで反撃してくれたおかげで(まだぴんぴんしていたけど)そいつはミ=ゴの正体を表し、逃走。
我々はミ=ゴが同級生のところへ行く可能性を考え、急いで病院へ。
そして彼女の最後の願いを叶えさせるべく、外へ連れ出して、彼女と偉大なるイスの種族との対話を見まもることになるのだった。


ラストバトルは前回の傷を残しながらも追いかけてきたミ=ゴとの戦い。
俺は戦闘技能がないので、早々に車に乗り込み震えながら待機。
そして勇気を振り絞ってのワゴン車アタック。
味方を巻き込んだひき逃げアタックは見事ミ=ゴを撃退したのだった。
そんな話でした。


いやー、まさか途中で即死するとはなぁ。
蘇生してくれた他のプレイヤーには感謝だ。